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MINASE『ケースインケース』

MINASEの特徴である『ケースインケース』とは？

MINASEというブランドはどんなブランドなのか、
そしてそのMINASEの特徴である
『MORE構造』と『ザラツ研磨』について
前回までのブログでご紹介をさせていただきました！

今回はMINASEの最も大きな特徴のひとつ、
『ケースインケース』についてご紹介いたします♪

ケースの中に入っている文字盤が
ムーブメントを覆う“２つ目のケース”となっています。
そしてそのケースを別体のインデックスが
上からホールドする独自の構造になっています。

従来までのケースとダイアルの関係にまつわる構造や
加工方法における既成概念を取り払い、
全く新しい独創的なアイデアが
この『ケースインケース』です。
これは超立体的な構造となり、
独特な空間が生まれます。
そしてMINASEの職人技術である
ザラツ研磨の美しさがより引き立つため
厳かで個性的な世界観が演出できるのです♡

日本の伝統工芸である組木細工からヒントを得た
全ての外装部品が分解できる『MORE構造』、
そしてそのパーツに施された
歪みのない幻の下地処理であり、
日本でも出来る職人が極わずかと言われている
巧みな技術『ザラツ研磨』
そして本日ご紹介した特別な世界観を持つ
『ケースインケース』

これが100年後も語れる日本の時計と言われる
MINASEの大きな特徴です！
日本人らしいその職人技術の美しさを
ぜひ店頭で直接ご覧になってみてくださいね♡

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This entry was posted in 時計ブログ on 2021.5.12 by takasaki.

MINASE『ザラツ研磨』とは・・・？

本日ご紹介するのはMINASEの『ザラツ研磨』と呼ばれる下地処理。
MINASEが最も得意とする加工技術です。

通常ステンレンス部分を鏡面仕上げにする所を
『ザラツ研磨』を施すことによって
シャープでパキッとした美しい鏡面に仕上がります！
こちらの写真はナットに『ザラツ研磨』を施した物です。

左から通常のナット、鏡面仕上げをしたナット、ザラツ研磨を施したナットです。
違いがハッキリとわかりますよね！？
かつてはスイスのメーカーも採用した手法ですが、
現在、日本製の高級時計以外で
見ることはほぼありません。
加工できる職人がほぼ存在していないことが理由の一つです。
MINASEにもこの技術を持った職人は二人程だそうです・・・！

またザラツを施すためには、
ケースの鍛造という前工程が欠かせません。

ケースを何度も叩くことで素材の金属は目が詰まり、密度を増します。
一方で、ケースを鍛造すると、歪みを直すための焼き戻しが必要となります。
ザラツ研磨の仕上がりが綺麗になるだけでなく、
ケースの耐久性を上げることができるという理由で、
今なお鍛造にこだわりを持っています。
ミナセは約30年前からザラツ研磨を研究してきました。
最新作DIVIDOでは、
ケースの14面だけでなく、
文字盤やインデックスにもザラツ研磨を加えています。